Fロボとは!
しばしば深海は宇宙に例えられる。
深海から新種の海洋生物が発見され、そこから新たな知性体が生み出された。それがメモリーの形となって収められたものが、「Fコア」と呼ばれている。
そしてFコアの器として開発されたものが、Fロボである。
Fコア及びFロボの「F」の語源は諸説あるが、ファラウェイ・フレンズ……つまり、深海から来た「遠くの友人」を指すという説が有力だ。
FコアをFロボ機体に装着することにより、Fコアを頭脳とするFロボが完成する。ちなみFコアが未装着でも、リモコンによるFロボの手動操作や、プログラムによる自立行動は可能である。
Fロボに装着されたFコアが、自身のボディを使いこなせるようになるためには、十分な訓練が必要である。装着されたばかりのFコアでは、最初は歩行すらもままならないのだ。
Fコアには高い学習能力があり、装着されたFコアが十分な訓練を積めば、やがてFロボ本来の機体性能を最大限に引き出せるようになるだろう。習熟したFコアによって引き出されたFロボの機動性は、手動のリモコン操作やプログラムでは到底辿り着けない領域である。
だがあるFロボで十分に能力を発揮できるようになったFコアでも、別のFロボに新たに装着された場合は、訓練や学習によって得た能力は大幅に下がる。
新しいボディに慣れるための訓練が必要になるのだ。
ただし0からの育成ではないので、ある一定レベルの経験値や能力値は残っており、真新しいFコアよりも経験値の分だけ学習速度も速い。とはいえ新しい機体では元の機体固有の技などは使えなくなるので注意が必要だ(※覚えた技は忘れるわけではなく、元の機体に装着すれば再び使えるようになる)。
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左図は、マカイロセイバーの内部構造である。
サーボモーターとブラケット、アーム類以外のパーツは外されている状態である。
各機体によって、サーボモーターの個数や配置方法などが異なる。
左図の機体では、サーボモーターが28個使用されている。
頭部2軸、腰2軸、腕10軸(片腕につき5軸)、脚14軸(片腕につき7軸)の計28軸。手は五本指で、開閉可能である。 |
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マカイロセイバーの外装を装着すると、このような状態になる。
マカイロセイバーはバビット社の製品である。モデルはサーベルタイガーだ。
頭部にはカメラ、マイク、スピーカーが内蔵されている。
コントロールボードは背中に装着、バッテリーは腰部に内臓。
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